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自宅でできる体内のミネラル検査キット 「毛髪ミネラル検査」

今回は、自宅でできる体内のミネラル検査「毛髪ミネラル検査キット」のレビューです。

前回は自宅でできる血液検査キット、デメカルのレビュー(フェリチン、血糖値他)を紹介させていただきましたが、同時にこのミネラル検査も受けてみました。

人間ドックや健康診断では特に問題はないのに、なんとなく体調がおかしい・・・そんなこともあるかも知れません。

僕自身、何となく体調が優れないことが40歳を過ぎてから多くなりまして、今回この検査を受けてみました。

髪の毛から体内のミネラルバランスを調べる

今回受けてみた毛髪ミネラル検査ですが、髪の毛を切って郵送するだけで自分の体内にある1)有害金属、2)必須ミネラル、3)参考ミネラル(体にとって重要と思われるミネラル)を調べてくれる・・・という優れものです。

下記が僕が今回購入した検査キットになります。ネットで購入できます。(僕が受けたのは、「ら・べるびぃ予防医学研究所」の毛髪ミネラル検査になります)

>> 毛髪ミネラル検査キット

 

毛髪ミネラル検査ですが、血液検査と違って、本当に楽!髪の毛を切って郵送するだけ・・・です。

髪の毛は根元付近からおよそ3センチ、重さにしておよそ0.1グラムを切ります↓

髪の毛0.1グラムだと下記↓位になります。

髪の毛は、体内のミネラルを刻みこみながら生えてくるそうで、髪の毛を調べることで体内のミネラルのバランスなどがわかるそうです。

郵送してから、2週間もかからなかったと思います、結果が郵送されてきました。(普通郵便でした)

結果はこんな感じになりました。

有害金属

まずは有害金属(ミネラル)からです。有害ミネラルとは人体に影響を及ぼし、体内での有用性が現在のところ認められていないもの・・・だそうです。

つまり・・・有害金属は人間にとってはあまりいいものではない・・・わけで、この数値が多かったりすると要注意・・・ということになります。

有害金属(ミネラル)の検査項目はこんな感じになっています。

 

カドミウム・・・イタイイタイ病の原因となったことでも知られる。喫煙者だと非喫煙者の2倍のカドミウム濃度になるという報告も。受動喫煙も関係してきます。

過剰に蓄積すると、腎臓障害、骨粗鬆症、貧血、高血圧、神経過敏などの症状が起こりやすい。

水銀・・・水銀の多くは魚介類に由来するそうで、魚介類を多く摂取する日本人は高い傾向にあるそうです。

過剰に蓄積すると、消化機能異常、腎臓障害、中枢神経系障害などが起こりやすい。

・・・酵素の働きを妨げる他、子供の脳の発達に影響を及ぼすことも。

過剰に蓄積すると、貧血、神経障害、動脈硬化、腎臓障害、脳発達遅延などが起こりやすい。

ヒ素・・・ヒ素は有機ヒ素と無機ヒ素があり、無機ヒ素は皮膚や肺に対して発がん性があるといわれています。

過剰に蓄積すると、色素沈着、皮膚角化症、皮膚がんなどが起こりやすい。

ベリリウム・・・有害大気汚染物質にも指定されている。肺がんやDNA複製阻害をもたらす可能性も。

過剰に蓄積すると、呼吸器障害、皮膚障害が起こりやすい。

アルミニウム・・・日常生活品にもよく使われる。食品添加物や調理器具、保存容器などから摂取する機会が多いと言われています。

過剰に蓄積すると、腎臓障害、透析脳症などが起こりやすい。

 

今回の検査結果では何も引っかからなかったのでほっとしました。自分の体の中にはカドミウムが妙に少ないようでした。

カドミウムは喫煙者は高い傾向にあるとのことですが、僕は元喫煙者でした。

ただ、禁煙してもう・・・7年?以上は経っています。その位経つともう関係ないのでしょうか。

次は必須ミネラルです。

必須ミネラル

必須ミネラルとは、身体機能の維持や調節に欠かせない栄養素です。

現代社会では不足しがち・・・だそうです。

数値を見ると・・・あ・・・マグネシウム、カルシウム、鉄が僕の場合は少ないようです。(要注意とのことでした)

あとは、セレンが少々多すぎるようでした。亜鉛は基準値一杯一杯。

検査項目はこんな感じになっています。

 

ナトリウム・・・血液や体液に多く存在するミネラル。体内の浸透圧の調整や恒常性の保持などに関係する重要なミネラル。

不足することは日本人の食事ではまずありませんが、大量の汗をかいた場合などは欠乏症状が現れる場合も。

欠乏した場合は熱中症など。

過剰の場合は、高血圧、浮腫。

カリウム・・・体内で3番目に多いミネラル。ナトリウムの排泄を促す働きなど。

欠乏すると、高血圧、慢性疲労症候群など。

一般的には過剰症になることは稀なのだそうです。

マグネシウム・・・骨にその7割が分布。様々な代謝に必要なミネラル。

欠乏すると、骨粗鬆症、ストレス性潰瘍、便秘、腎・尿路結石、糖尿病、痛風など。

過剰の場合は、軟便、下痢。

カルシウム・・・体内にもっとも多く存在するミネラル。その99%が骨や歯に分布。

残りの1%は心臓、血管、筋肉の収縮や神経活動、ホルモン分泌などに関係している。カルシウムが機能するためには、マグネシウムが必須で、カルシウム2に対して、マグネシウム1の割合での摂取が必要とのことです。

欠乏すると、骨粗鬆症、高血圧、動脈硬化、神経過敏など。

過剰の場合は、腎・尿路結石、ミネラルの吸収阻害など。

リン・・・体内では2番目に多いミネラル。骨や歯に分布。加工食品や清涼飲料水に多く使われているので過剰摂取には注意する必要あり。

欠乏すると、骨粗鬆症、発育不全、腎・尿路結石など。

過剰の場合は、カルシウム吸収阻害、副甲状腺機能低下。

セレン・・・抗酸化機能がある。有害ミネラルの排出に有効。

欠乏すると、心筋症、カシンベック病など。

過剰の場合は、爪、皮膚、歯の変化、脱毛など。

ヨウ素・・・甲状腺に多く分布。甲状腺ホルモンの構成成分です。海藻類を多く食べる日本では不足になることは少ない。

欠乏すると、甲状腺機能障害など。

過剰の場合は、甲状腺機能障害など。

クロム・・・インスリンの働きを助ける働き。糖、脂質代謝に欠かせないミネラル。

欠乏すると、インスリン感受性の低下、動脈硬化など。

過剰の場合は、腹痛、下痢など。

モリブデン・・・核酸と含硫アミノ酸の代謝に必要なミネラル。

欠乏すると、頻脈、頭痛他。

過剰の場合は、銅欠乏、貧血、高尿酸血症など。

マンガン・・・穀類や種実類などに多く含まれる。

欠乏すると、成長障害、骨格異常、生殖機能障害など。

・・・古代ギリシャで貧血治療に使われたという古い歴史があるそうです。

欠乏すると、鉄欠乏性貧血、冷え症、疲労、肩こり、氷食症など。

また、喉の不快感、ヒステリー球などの原因は鉄不足にあると指摘する医師もいます。(参考: 心療内科に行く前に食事を変えなさい 姫野友美著)

ただ、鉄剤などを過剰に摂取すると、活性酸素を増やし障害を起こす可能性もあるので、鉄剤を服用する際は注意が必要かと思います。

過剰の場合は、嘔吐、下痢、頻脈他。

・・・エネルギー代謝に必要なミネラル。

欠乏すると、銅欠乏性貧血、動脈異常他。

過剰の場合は、嘔吐、下痢など。

亜鉛・・・タンパク質合成など、生命活動に欠かせないミネラル。

欠乏すると、免疫機能低下、味覚障害、精子生産性低下、貧血など。

過剰の場合は、嘔吐、下痢などの消化器系疾患。

参考ミネラル

最後は参考ミネラルです。(体にとって重要と思われるミネラル)

数値は・・・あれ(汗)・・コバルトが殆どない・・。。

う~ん、どういうことなのでしょう・・

検査項目はこんな感じになっています。

 

バナジウム・・・血糖値を下げる、脂肪の燃焼を高める効果。

過剰の場合は、貧血、アレルギーなど。

コバルト・・・抗悪性貧血因子でビタミンB12の構成成分。核酸合成に必須なので、造血機能、新陳代謝の盛んな消化管、中枢神経の維持に欠かせないビタミン・・・なのだそうです。

欠乏すると、悪性貧血など。

過剰による症状はまだはっきりとしていない。

ニッケル・・・不足すると、血中のカルシウム・鉄・亜鉛の減少。

ゲルマニウム・・・健康食品として長期に摂取したことで、腎障害、末梢神経障害などの副作用が報告されています。

リチウム・・・過剰の場合は、神経障害、吐き気、下痢、食欲低下など。

ホウ素・・・骨の形成に関与すると言われているが、今だ未解明な部分が多い。

臭素・・・過剰の場合は精神、神経症状など。

 

ということで・・・

長くなりましたが、今回毛髪ミネラル検査を受けてみた感想としては、とにかく検査が簡単!これだけ?っていうほど簡単で、何せ、髪を切って送るだけですから・・

たったそれだけで自分の体内のミネラルバランスを知ることができるのはすごくありがたいなと、思いました。

この検査は毎年1回は受けてみようかなと、思っています。

医者には何も悪いところはないと言われているのに、 何となく体調が悪い状態が続いている・・・というようなケースでも、受けてみる価値がある検査なのかなと、思います。

>> 毛髪ミネラル検査キット
僕が受けたのは、「ら・べるびぃ予防医学研究所」の毛髪ミネラル検査になります。