ヘッドフォン、イヤホンの密閉型、開放型とは?
ヘッドフォン、イヤホンを選ぶ時によくこれは密閉型です、これは開放型です・・・と書かれていたりするのを見たりしますが、この2つのタイプについて少し解説させていただきたいと思います。
最後に比較表も掲載しますので、よかったらそちらもご覧ください。
密閉型って?
最初に密閉型についてです。
密閉型はその名前からも想像できますが、音がイヤホン、ヘッドフォンの外に漏れない・・・というのが特徴です。
音漏れせず、外の音も入り込みにくいという特徴がありますので、例えば、電車の中など・・・周りの人に迷惑をかけたくないような場合ですとか、逆に外の音を遮断したい時などはこの密閉型のヘッドフォン、イヤホンが向いています。
音は低音が強調された力強い音になりやすいのが特徴です。
マイナスなポイントとしては、音がこもった形になることがあるということや(そのモデルにもよります)長時間聴くのにはちょっと疲れるという方もいらっしゃるかも知れません・・。
また、外の音を遮断してくれますが、外の音が聞えないわけなので(聞こえにくいわけなので)・・・例えば、自転車に乗りながら聴いたりすると車などの音も聞こえにくいので、危険です。
そういった点がマイナスなポイントになるかと思います。
ただ、自分の世界またはその音楽の世界に入り込みたい・・・という時であるとか、外の音を遮断して音楽に集中したいような時にはこの密閉型が便利かと思います。
開放型(オープンエアー型)って?
開放型(もしくはオープンエアー型とも呼ばれますがこのタイプのヘッドフォン)は、開放という言葉からも想像できますが、発音部分の背面が開放されているもの・・・を指します。
開放型の利点としては、音がクリアでこもらないのが特徴で、長時間聴いていても疲れない点が挙げられます。
密閉型は音が外には漏れませんが、この開放型は音漏れがしますし、外の音も入り込みやすいので、例えば、電車の中で大きな音で聴くと外に音漏れがしてしまい、周りの方に迷惑がかかってしまうことがあるかも・・知れません。
外からの音が入り込んでしまう点は時には欠点になりますが、例えば、歩きながら音楽を聴くこともあるかも知れません、そんな時はむしろ外の音が聞こえた方がいいことがあります。
密閉型のところでもご紹介しましたが、外の音を遮断してしまうと、車が近づいてくる音なんかも聞えないわけで・・・危険ですので。
比較表
簡単な密閉型と開放型の比較表を作ってみました。
密閉型 | 開放型 | |
音質(利点) | 力強い | クリア |
音質(欠点) | こもりやすい・・ | うすっぺらくなることも・・ |
音漏れ | しない | しやすい |
外の音の遮断 | 外の音は聞こえにくい | 外の音は聞こえやすい |
密閉型、開放型・・・どちらも一長一短で、どちらがいいか・・・というのは用途によって決まってくるかと思います。
理想をいえば、両方持っていた方がいい・・・ということになるでしょうか。