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カマカのウクレレ HF-1(ソプラノ)ではなくHF-2(コンサート)を買った3つの理由

今回はカマカのウクレレ、HF-1(ソプラノ)とHF-2(コンサート)を比較したいのと、それから、何故僕がHF-1(ソプラノ)ではなくHF-2(コンサート)を選んだのか・・・ということについて書いてみたいと思います。

何故、カマカ(KAMAKA)?

カマカのHF-1とHF-2の前に・・・ウクレレといっても色々なメーカーさんがあるわけですが、カマカ(KAMAKA)にしようと思った理由がありまして、それは何だったかと言うと、

音が明らかに良かった。。

・・・という理由でした。

僕はとにかく楽器は弾きまくって何を買うかを決めるようにしておりまして・・・例によって、片っ端から、お店に遠慮なく・・色々なメーカーさんのウクレレを弾きまくりました。

「やっぱり音はカマカ(KAMAKA)が他よりも少しいい感じかな・・・」

というレベルではなく・・・明らかにカマカ(KAMAKA)の音が良かったんです。。

木のぬくもりを感じる深くやわらかい音・・・他のウクレレの音が薄っぺらく感じてしまうほど(実際はいいウクレレは沢山あるのですが)・・・その位、カマカ(KAMAKA)は飛びぬけていました。

もっとも音の感じ方は人それぞれですから・・・これが一番です!とは言えないわけですが、ただ、僕個人的にはカマカ(KAMAKA)は圧倒的に音がよかったです。

ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、カマカ(KAMAKA)は1916年にスタートしたという長い歴史あるウクレレブランドで、ウクレレ=カマカと言われるほどの人気ブランドです。

それだけ人気がある理由がその音から少しわかる気がしました。

ウクレレの種類・サイズ

これからウクレレをはじめられる方がいらっしゃったら、ソプラノ?コンサート?・・・となるかも知れませんので、少しウクレレのサイズについて書かせていただきたいと思います。

もうご存知の方もいらっしゃるとは思うのですが、一応・・・

ウクレレにもいくつかサイズがありまして、↑の写真の左から・・・

1)ソプラノ

もっとも一般的なウクレレのサイズ。いわゆるウクレレのポロンポロンという可愛らしい音が特徴。

2)コンサート

ソプラノよりも大きさ的には一回り大きい感じでしょうか。ボディが大きくなった分、音に深みが出てくるのと、ネックも長くなることから、手の大きな方やまたは、ソロ・ウクレレを弾きたい方にも◎

3)テナー

コンサートよりもさらに大きなウクレレ。本場のハワイでは定番のサイズなのだそうで、プロの方もこのサイズを使っているのだそうです。

ボディのサイズが大きいのでより音に深みが出ますが、弦の張り(テンション)も強くなるので、初心者の方などにはかえって弾くにくくなるかも・・

4)バリトン

写真にはありませんが、ウクレレの中でも一番大きなサイズ。ここまでいくとウクレレというよりはギターに近いようなサウンドになるかも。

 

ちなみに下記はカマカのウクレレですが、サイズが(変更になることもあるかも知れませんので参考程度に・・)

HF-1(ソプラノ)・・・縦の長さ=約51センチ フレット数=16
HF-2(コンサート)・・・縦の長さ=約60センチ フレット数=16
HF-3 (テナー)・・・縦の長さ=約69センチ フレット数=18

・・・という感じです。およそ9センチづつ大きくなってゆくような感じでしょうか。あくまでも上記のカマカのモデルに関しては・・・ですが。

さて、お待たせいたしました。

僕がHF-1(ソプラノ)ではなくHF-2(コンサート)を選んだ理由について書いてゆきたいと思います。

1)サイズ

僕がHF-1(ソプラノ)ではなくHF-2(コンサート)を選んだ大きな理由の一つがサイズでした。

音はやはりウクレレらしさが欲しかったので、まず、テナー以上のサイズは候補からは消えました。残るはソプラノとコンサートです。

HF-1(ソプラノ)もHF-2(コンサート)も、ウクレレらしい、ポロン、ポロンと可愛らしい音でありながら、深みのある音でもありました。

HF-1(ソプラノ)ではなく、HF-2(コンサート)にしたのは、HF-2(コンサート)の方がフレット幅、間隔が広くなるから・・・でした。

HF-1(ソプラノ)でも問題なく弾けたのですが、男性の手にはちょっと窮屈な感じがしたと言いますか・・・HF-2(コンサート)の方が弾きやすさを感じました。

単純にコードを弾いているうちはソプラノでもいいとは思ったのですが、ソロ・ウクレレをしようと思うと、これは明らかにHF-2(コンサート)が自分の手にはいいかも知れないなと、思いました。

僕の手(指)は男性ではほぼ一般的なサイズですが、男性だと最初からコンサートサイズでもいいという風にアドバイスする専門家の方も多く、僕も最初から、コンサートの方がいいかも知れないなと、思っていました。

それで実際に弾いてみると、後程書きますが、HF-1(ソプラノ)はとてもウクレレらしい音でよかったのですが、弾きやすさを考えたり、後々、ソロ・ウクレレにも挑戦したいと思っていることを考えると、やはり、HF-2(コンサート)の方がいいのではないかなと・・・思いました。

写真はHF-2(コンサート)になります。

自分にはフレットの幅(間隔)はこの位あった方が弾きやすいと・・・感じました。

ただ、女性の方ですとか手の小さい方はソプラノサイズで十分かと思いますし、実際にカマカの中でもソプラノが一番売れていますので。

手(指)の大きさと比べるとこんな感じです。写真はHF-2(コンサート)。

2)ソロ・ウクレレもやってみたかったから

これは先ほども書かせていただきましたが、HF-2(コンサート)を選んだ一つの理由は、いずれはソロ・ウクレレもやってみたい・・・ということでした。

勿論、ソプラノでもソロ・ウクレレはできるのですが、コードも弾きたい、ソロもやりたい・・・ということだと、コンサートサイズの方がいいという風に楽器店さんでもすすめられたのと、自分でも触ってみて、コンサートの方がソロには向いていると(あくまでも自分にとっては)思いました。

ただ、繰り返しますが、手の小さな方ですとか、女性はソプラノサイズでもいいかも知れません。(ソロをやるにしても)

3)音に広がりが欲しかった

音についてですが、HF-1(ソプラノ)は本当にウクレレらしさに加えて深みのある音で、最初に弾いた時は「おお~~~」と声が出てしまいました。

こんなにいい音だったんだ・・・と。

それまでYouTubeの動画などで色々な方が弾いてくださっている音を聴いていたのですが、実際に弾いてみると、いい意味で全然違うというか、より深みのある音で感動しました。

この段階でソプラノにしようかな・・・と思ったのですが、その後にコンサートを弾いてみると・・・

コンサートの方は、やはりボディサイズが一回り大きいこともあって、より音の広がりが感じられたんですね。

ウクレレらしさも残しながら、深みのある、そして、広がりのある音と言いましょうか。

コンサートを弾いては、ソプラノ、ソプラノを弾いては、コンサート・・・と30分は行ったり来たりしていたでしょうか・・・

正直、ウクレレらしさで選ぶなら、ソプラノだと思うんです。断然。

だけど、僕の場合は、欲張りなもので・・・コードも弾きたい、ソロもやりたい、弾き語りもやりたい、音楽のジャンルもハワイアンだけでなく色々挑戦してみたい・・・という用途を考えると、やはり、

音の広がりが欲しくなりまして・・。。

そんなことで、HF-2(コンサート)にしました。

HF-2(コンサート)はウクレレらしさもありながら、ウクレレの欠点も上手にカバーしてくれていると言いましょうか、僕にとってはそんな気がして、HF-2(コンサート)を購入しました。

HF-1(ソプラノ)の方がいいと思う点

HF-1(ソプラノ)の方がいいと思った点もまとめておきたいと思います。

ここまでのお話をまとめる形になりますが、

1)HF-1(ソプラノ)の方がウクレレらしい音

やっぱりウクレレらしい音はどちらかと言ったら、HF-1(ソプラノ)だと思いました。ポロン、ポロンとハワイの風を感じさせるような、爽やかでそして、深みもある音。

ウクレレらしい音を何よりも求めていたら、HF-1(ソプラノ)にしていたと思います。

2)女性や手が小さい方

女性や手が小さい方におすすめなのはやはりHF-1(ソプラノ)かと思います。

手が小さい方にはHF-1(ソプラノ)の方が弾きやすいと思いますし、また、ソプラノサイズの方がネックが短く、弦の張りの強さ(テンション)も弱くなりますので・・・弦を押さえるのが楽になります。

女性の方やこれからウクレレをはじめたいという方で弾きやすさを重視するという方にはソプラノサイズの方がいいかも知れません。

ちなみに、HF-1(ソプラノ)とHF-2(コンサート)の弦のテンションの違いはどの位あるのか・・・ということですが、

数値ではご説明できないのですが、HF-1(ソプラノ)は少し・・・弦を押さえるのが楽かな・・・という感じです。

それほど大きな違いは僕は感じませんでしたが、人によってはその違いも重要になってくるかも知れません。

>> カマカ HF-2(コンサート)の価格を見る
>> カマカ HF-1(ソプラノ)の価格を見る

 

さて、ここからはHF-2(コンサート)の簡単なレビューをしてみたいと思います。

木目も綺麗です。

木材は、トップ、サイド、バック、全て、ハワイアンコア。

ネックはマホガニー、指板はローズウッド、ブリッジもローズウッドになっています。

丁寧な作りです。

HF-2(コンサート)特有のネックの形。ドルフィン・テール(イルカの尻尾)と言われているとか・・

ペグはストレートペグ※になっています。

※ストレートペグ

利点はチューニングが素早くできる点、見た目がすっきりしている点など。欠点はねじが緩んでしまうとチューニングが狂いやすいこと、慣れないとチューニングの微調整が難しい点。

※ギアペグ

ギアがあるため、細かなチューニングの調整が可能。慣れない方にはこちらの方が楽かも・・。欠点は、価格が多少高くなる傾向がある点でしょうか。

おすすめのウクレレスタンド

HF-2(コンサート)を購入した際に一緒にウクレレスタンドも購入したのですが、HF-2にはうまくはまらなかったようでこんな感じに・・・

もう少し傾けたかったのですが・・・(ちょっとした振動で前に倒れてきそう・・・)

こんな感じでちょっと浮いていまして・・・

・・・ということで他のウクレレスタンドを探しまくったのですが、最終的には実物を見てこのウクレレスタンドにしました。

AROMAのウクレレスタンドです。

とっても軽くてコンパクトです。持ち運びにもいいです。

パカっと開いて。

こんな感じになります。

楽器が当たるところはやわらかい素材になってます。

ここはスライドできるようになっていまして・・・

こんな感じに・・

ウクレレを置いてみました。

ガタついたりせず、結構安定感があります。

最初、あれ・・・ガタガタするな・・・と思ったのですが、下のこの部分↓をしっかりと下まで押すと、カチッとはまって、ガタつかなくなります。

スッキリしてていいなと思いました。しかも安い・・◎

他にも、カポなど

カポはKyser(カイザー)のウクレレ用にしました。

Kyser(カイザー)のカポはギターでも使っているのですが、とても気に入っていたので、ウクレレ用もKyser(カイザー)にしました。

装着してみた感じ。

いい感じです。

 

ちなみにチューナーはギターで使っているKORGのものを買いました。(ギターでも使うため)

 

さて、大変長い記事になってしまいましたが・・・

カマカのHF-2、非常に満足しています。何といっても音色がいいです。ちょっと弾いているだけで何だか日頃の仕事の疲れも癒されてゆくようで・・・これが買いたかった一番の理由だったのかも・・

贅沢を言わせていただければ、HF-1もいずれは欲しいかも・・・(汗)、ウクレレらしさのある音が印象的でした。

ただ、カマカのHF-2は本当に買ってよかったと思っています。

下記が今回、ご紹介したモノになります。(アマゾンで価格が見れます)

>> カマカ HF-2(コンサート)
>> カマカ HF-1(ソプラノ)
>> AROMA ウクレレスタンド
>> Kyser(カイザー) ウクレレ用カポ